文化芸術教室/琴・三味線体験
文化芸術教室/琴・三味線体験@茶琴神明
当教室では、下記の科目を受講して頂けます。複数の科目を受講することも可能です。
・琴
・三絃(地歌三味線)
・長唄/長唄三味線
・英語/英会話
講師:新明珠紀/杵屋彌十代(長唄芸名)プロフィール
長唄特別講師:杵屋幸諷先生(十世杵屋彌十郎先生)
日本の音楽は、時代ごと身分ごとに多様なジャンルの音楽が生み出され、その多くが今日でも変わらず受け継がれています。二千年以上も変わらない貴族の音楽であった“雅楽”、武士の芸であった“能”、町人の“歌舞伎”等さまざまな芸能が伝承されています。ひとたび、にほんの古典音楽に身を任せると、その豊かな響きに、脈々と受け継いできた人々の溢れる思いを感じることができます。
お稽古
【箏(琴)】
皆さんが”琴(こと)”と思われる楽器は正しくは”箏(こと)”と書きます。”琴”は弦楽器の総称です。箏(こと)は8世紀初頭、奈良時代に雅楽の楽器とともに”最も高貴な楽器”として日本に伝来し、身分の高い貴族のみ演奏が許されました。貴族の衰退とともに箏の歴史は何百年もストップしてしまいますが、1630年頃、近代筝曲の始祖と呼ばれる八橋検校が筑紫箏を現在の箏に改良し、筝曲を生み出しました。八橋検校など当道の音楽家によって筝曲が多数作曲され、近代では“春の海”で有名な宮城道雄先生が現代筝曲を生み出しました。
【地歌】
最も古い三味線音楽のジャンル。16世紀末には京都・大阪で始まり、江戸時代に盲人の自治組織の当道に属する検校(けんぎょう)、勾当(こうとう)らの音楽家によって発展したお座敷音楽です。三絃(さんげん)(地歌三味線は三絃といいます)、箏(こと)、尺八の三曲合奏で演奏します。三絃、箏を演奏する人が歌う「弾き歌い」奏法が特徴です。
【長唄】
町人文化が発展した江戸時代に、歌舞伎音楽として発祥した舞台音楽の「唄」を学びます。情緒溢れる歌詞から、江戸時代の文化を感じることができます。
【長唄三味線】
長唄の伴奏でもあり、軽快で粋な江戸調子の独奏パートもあり、江戸文化を象徴する三味線音楽を学びます。
講師:杵屋彌十代(きねややそよ)(茶琴神明店主)
体験レッスン受付中!(個人レッスン30分)
楽器をお持ちでない方も教室の楽器をお貸し致しますので、お気軽にお越し下さいませ。楽器の説明と歴史、演奏技術の基本をお教え致します。30分で「さくらさくら」も弾けるようになります。
体験レッスン料:18歳まで500円、一般1,000円
杵屋幸諷先生の体験レッスンは、18歳まで5,000円、一般10,000円
*上記の体験レッスンは入会希望者の方が対象です。観光等でお越しの方が体験のみをご希望の場合は下記体験料となります。
体験料:一人3,000円 杵屋幸諷先生 一人10,000円
ご予約はこちらまでお願い致します。お名前、ご住所、ご連絡先、ご希望日時をご明記下さい。
電話☎ 080-3358-6170
店主より
茶琴神明開店当初より日本の文化芸術を伝えるために教室を開きたいと願っておりました。私の師匠、十代目家元 杵屋彌十郎先生(現:杵屋幸諷先生)にお話ししたところ、先生がお稽古に佐倉までお越し下さることに!先生はとてもお優しく、長唄のおもしろさを教えて下さりますので、江戸文化を象徴する長唄を一緒に楽しく学びましょう!(店主)
私は米国の大学在学時に、日本人であるのに日本の音楽を全く知らないことがとても残念に思い、お箏に出会ったことがきかっけで伝統邦楽の世界に入りました。今まで知らなかった、1600年代に作曲された日本の音楽は、西洋音楽を学んだ者にとってとても近代的な音楽に聞こえます。こんなに素晴らしい音楽が日本にあるのに知らない方がほとんど、、 多くの方に私たち日本人の”日本”の音楽を知ってもらいたい、一緒に学び演奏したいと思っております!(店主)店主の思ひ→
NHK Eテレ「にほんごであそぼ」に出演しました。撮影場所は佐倉城址公園内のお茶室(三逕亭)です。(2017年4月)